院外活動レポートReport

広島県立賀茂高校での活動報告

こんにちは、理学療法士の浅野です。

7月9日、私の母校でもある広島県立賀茂高校で、高校1年生を対象にした「職業人講和」という授業を担当してきました。
実際に働いている人から、その職業の仕事内容・社会での役割などの話を聞き、働くことに対する認識を深め、今後の進路を考えていく為の総合学習の授業です。
今回は「理学療法士とは」というテーマで話をしました。

理学療法士とはどんな仕事をしているのか?

「病気やケガをした人に対して、その能力の改善や障害の予防をしていく」

これが仕事の一番の役割です。ただその仕事をする場所は多岐にわたります。
私のように病院で働く人、福祉施設や介護施設で働く人、スポーツの現場で働く人、養成校で教育をする人、新たな知見を得る為の研究にあたる人など様々です。それぞれ活躍の場は違っても、仕事の本質は一緒です。
今回の授業を受けた生徒は医療系の仕事に就くための学校へ進学を希望している生徒なので、仕事に対しての考え、これまでの自分が働いている経験が少しでも伝わり、進路選択の為の力になればと思います。

私は、理学療法士としてこの仕事にやりがいを感じるのは、患者さんを直接自分の手で治療することが出来ることです。その為に関節の動きをとらえて動かしていきます。しかし、その動きも目に見えているものだけではなく、目には見えない身体の中の動きをとらえなければならないことに難しさを感じながらもやりがいを感じます。また人と関わる仕事なので、人とのつながりの大切さや温かみを感じられることもこの仕事のやりがいだと思います。
今回、実際に自分がしている仕事について伝えることで、改めて自分の仕事というものを考え、見つめなおせる、良い経験をさせて頂きました。この経験を日々の治療に生かし、患者さんへ還元できるよう、日々努力していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

理学療法士 浅野 慎介