院外活動レポートReport

フットサルチームトレーナー活動報告

理学療法士の澤井です。

私は今、「広島DLLC/PIVOX」と言う、社会人フットサルチームに所属しており、選手兼トレーナーとして活動しています。
今回10月28日に行われた、中国フットサルリーグの活動報告をしたいと思います。

活動内容としては、ストレッチングやマッサージなどのコンディショニング、テーピング、ウォーミングアップ(以下W-up)を行いました。

フットサルは、サッカーの約4分の1のコートで、5対5でプレーするスポーツです。競技特性として、攻守の切り替えが早く、急激なスタート、ストップ動作、ターンなど細かなステップ動作が必要とされます。観戦者はサッカーよりもスピーディーな展開で多くのシュートやゴールシーンを見ることが出来ます。

全体で行うW-upは、フットサルの競技特性を考慮して行っており、自分で身体を動かして行うダイナミックストレッチ、マーカーを利用した、細かなステップワークやターン動作などを中心にメニューを組みました。

ステップワーク中は、膝が内側に入ったり、背中を丸める様に動作を行う選手もおり、その状態でプレーを続けると、膝や足に慢性的なストレスが加わりケガにつながるリスクも高くなるばかりか、パフォーマンスも低下してしまう為、選手一人一人の動作を細かくチェックしながらW-upを行っています。

この日は、膝前十字靭帯再建術後1年間のリハビリを経て、初の公式戦復帰の選手もいましたが、選手全員ケガをすることなく、試合の方も、広島大学フットサル部に3対1で勝利することができました。

今後も、この活動を続けていき、選手のケガの予防・パフォーマンス向上ができるよう努めて行きたいと思います。

理学療法士 澤井 淳一