院外活動レポートReport

広島大学女子ラクロス部トレーナー活動報告

こんにちは、理学療法士の浅野です。

現在、広島大学女子ラクロス部のサポートを行っています。

「ラクロス」とは、棒の先にネットを張ったクロスと呼ばれるスティックを使い、直径6センチの硬いゴム製のボールを奪い合い、制限時間内に相手ゴールにボールを多く入れたチームの勝ちとなるスポーツで、「地上最速の球技」と称されるスピードが魅力です。

広島大学女子ラクロス部は、県内4大学を含む中四国の12大学で競うリーグ戦でベスト4が最高成績で、今年はベスト4の壁を破ることが目標です。このチームに関わるきっかけは、当院への部員の来院で、チームでのケガ人の増加を聞き、練習メニュー・コンディション調整・ケガの応対等、選手、マネージャーで自発的に行っているとのことだったので、少しでも地元チームの力になれればとサポートを始めました。

ラクロスは攻守の切り替えが速く、切り返し動作などにより起こる捻挫、膝の外傷、スティックや身体の接触による打撲、over useによる障害(シンスプリントや疲労骨折)など、ケガのリスクの高いスポーツでもあります。プレー中の不可抗力で起こるものは難しいとしても、そうではないケガの予防に取り組むことが大事だと考えています。

主な活動内容は、選手のコンディションチェック(身体柔軟性・ 関節可動域等)、ケガの処置、W-up・Down指導、ケガ人の復 帰サポート、競技特性に合わせた練習メニューの考案等です。 部員の中にはこれまで運動部で活動してこなかった選手も多数お り、選手間でも運動経験の差があるため、自身の身体特徴を知っ てもらい、競技特性から必要な能力を知ってもらい、より良い状態 でケガ無くプレーしてもらえるよう努めていこうと考えています。

これからはリーグ戦が始まり、身体負荷量の増加、熱中症等、故障者の出やすい時期になります。より注意深く観察し、チームの目標達成の為に、試行錯誤しながらではありますが、力になれればと思 います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

理学療法士 浅野 慎介